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2006年5月 3日

利き水

普段僕は水を飲んでいる。

母親はお茶。1日に何十杯も飲んでは「健康にいい」と言っている。実際、1日に日本茶を6杯以上、またはコーヒーを3杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、2型糖尿病にかかるリスクがそれぞれ33%、42%下がるんだそうだ。(阪大・磯博康教授)

バレーボール部だった中学生のときにはevianにはまっていた。小さいのに130円もするってのにそそられた。

大学時代はDAKARAだった。3年から6年まで、テニスのときはいつもDAKARAだった。「< ARA」の部分を黒のマジックで消すと「DAI」になるのにも愛着を感じた。

でも国試受験からかなぁ、もっぱら水。それもたいていCRYSTAL GEYSER。500mLで110円という良心的な価格設定。ボトルがやわらかくて、飲み終わったら簡単につぶせるのもストレス発散にいい。

そして今日、料理の別人復活記念。利き水大会。正確にはいろんなお水お試し会だな。当てられっこないもん。

ミネラル・ウォーターがたくさん
050302.jpg
左からContrex、六甲のおいしい水、evian、Volvic、Vittel、南アルプスの天然水、CRYSTAL GEYSER。

飲み比べて分析した結論。硬水はまずい。軟水がうまい。

硬度ってのはカルシウムとマグネシウムの量のことなんだけど、ヨーロッパの水はほとんどが硬くて、苦いというか、後味が悪い。たいていが軟水な日本の水はやっぱり飲みやすいわ。フランス人が飲み水のようにワインを飲む、ってのはそれだけ水がまずいってことで、彼らがミネラル・ウォーター飲むのはミネラル補給、健康のためなんじゃないかしら。

体感硬度はこんな感じ。

(軟) 南アルプスの天然水 = 六甲のおいしい水 < Volvic < CRYSTAL GEYSER < evian << Vittel << Contrex (硬)

南アルプスと六甲はほとんど変わらないんだけど、どっちかっていうと南アルプスの方が口の中でやさしく広がる感じで、六甲の方がすーっとのどの奥に流れていく感じ。Volvicはフランスだけどやわらかくて飲みやすい。甘味さえ感じる。evianは昔飲んでたけど、意外と硬かった。今後はあんまり買わないな。Vittelはもっと硬い。IしかわMちこがいつも飲んでたけど理解できんなー。でもそれを言うならOかだAきこだ。Contrexを箱で買って毎日飲んでるって!まずくね?慣れ?健康のため?

実際の成分はこんな感じ。(電解質はmg/dL、硬度はmg/L、いずれもエネルギー・蛋白質・脂質・炭水化物は0)体感硬度とちょっと違ったね。

ミネラル・ウォーター採水地NaKCaMg硬度pH
南アルプスの天然水山梨県北杜市白州町0.650.280.970.1530-
CRYSTAL GEYSER米 ウィード シャスタ水源1.130.180.640.5438-
Volvic仏 ピュイ・ドゥ・ドーム1.160.621.150.80-7.0
六甲のおいしい水神戸市灘1.690.032.510.52847.4
evian仏 エビアン カシャ水源0.50-7.802.402917.2
Vittel仏 ヴィッテル0.730.499.101.993077.3
Contrex仏 コントレックスヴィル0.910.3248.68.4015517.3

硬度80くらいから「硬い」って感じるんだって。日本の生活用水はたいてい軟水なんだけど、沖繩はめっちゃ硬水。関東、四国、九州もちょっと硬め。そういえば高校の地理の先生が「千葉と高知にはブスが多い」っておっしゃってた(上品でダンディなおじさまなんだけどね)けど、このことだったのかしら。それからカルシウムの多い水で洗濯すると、石けんの脂肪酸ナトリウム(水溶性)が脂肪酸カルシウム(不溶性)になって沈殿してしまうんだって。

05/03 21:54 | シリーズ『料理の別人』

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