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2005年11月13日
何科に進もう?
大学5年生のときは小児科志望。とくに小児疾患に興味があるとか、NICUで働きたい、とかそういうのは全くなかったんだけど、子供かわいくて好きだし、何となく小児科だよなぁって。よく「好きな子供が苦しんでる姿見るのは大変なんじゃない?」って言われたけど。
総診まわってからは総診志望。内科には全く興味なかったけど(だって内科の先生方とキャラが合わないんだもん…)、患者全体を1人の人として診るってゆう理念とか、EBMに基づいてたり、耐性や感受性を考えて抗生物質使う真摯な態度とかにくらっと来ちゃった。しかも他の科からなかなか理解してもらえなくても、正しいと思ったことを実践し続けていくのってステキ。将来のそういう自分の姿に自己陶酔。
でもマッチングに当たっては、そういう主流でない総診に直行せずに、とりあえず一般的な臨床の現場を診ておこう、と思って今の職場に来てみたというわけ。ここは各専門内科が充実しているから、総合内科はないし、そういう考え方も皆無だけど、とりあえず内科をローテーションシテ思ったのは「向いてないなー」ってこと。もちろん勉強不足や経験不足でわからないことだらけで、ってのもあるんだろうけど、ただ禿げるばかりだった。
まず患者さんと話すのは好きだと思ってたけど、違った。元気な人と話すのが好きなだけだった。困っている人、苦しんでいる人、死ぬことがわかっているの話を親身になって聞き続けることは無理だなと。もちろん距離の取り方なんかはやってればいくらかうまくなるんだろうけど。
それから先生方との関係。客観的に見てとてもよくして下さったことは頭ではわかるんだけど、ひとりで気を遣いすぎて疲れてしまった。できの悪い研修医だったにもかかわらず、特に怒られるとかはなく(何人かの先生はいくつかの点について厳しく注意して下さった!)、そうすると僕としては「これはきっと何もできない上に、たいした努力もしない僕に対して、いい加減あきれ果ててしまって、だから何も言って来ないんだろうな」なんて思ってしまって、こちらから積極的に声をかけることができず、「積極的に質問したり、やらしてください、って言ったりする研修医が好まれるんだ」って言われても、逆効果でしかなくて、ただただ鬱になって、常にビクビクして過ごしていて、楽しみといったら先生方がいなくなった夜の病棟で看護師さんたちとおしゃべりすることくらいだったなぁ。
あとカルテ。ここに書いてあるようなことを考えてたんだけど、他の人からは「長くて読む気なくなる」って言われたり、「SずきDすけのカルテは変だ/面白い」ってどっちにとっていいかわからない噂を耳にしたりして、もちろん人の言うことなんて気にしないで自分の信じるようにやれればいいんだろうけど、研修医1年目としてはそれはなかなか難しいことで、さらにはカルテ書くのに時間かかって疲れちゃったりで、とにかく八方ふさがり。
そして新しい考え。
僕はキャラ的には外科系のようだ。今まわっている胸部外科の先生方とはとても楽しくやっている。失敗すれば「あほー」って言ってくれるから「すいませんー(^_^;)」って言える。「先輩・後輩ってゆう関係は云々」言ったところで結局僕は基本的に体育会系で育ってきてるから、当たり前といえば当たり前か。総合診療とかEBMだって、ただ目立ちたい、人と違うことをやりたいってゆう僕の気まぐれだったのかも知れないなぁ。
あと患者さんと深く関わっていくのはよそ。高齢者医療でも書いた通り。うまくモチベーションを高めることができないの。悩み込むだけ。少なくとも「絶対この人を助けなきゃ!」って思いながら医療をしたい。未来がある子供と(総理大臣になるかも知れないし、ノーベル賞をもらうかも知れない!)働き盛りなのに突然命の危険にさらされた人、つまり小児科と救急なんだけど、小児科って治らない病気もあるし、病棟業務の合間に悩む時間を確保できちゃいそうだから、どっちかっていうと救急かな、完全に急性期だけだからね。もちろん命に関わる大事なとこだから相当修業しなくちゃいけないけど。
あと最近QOLも大事だなと思うようになっててね。救急って看護師さんたちみたく時間交代制だったりしそうじゃん。働く時働く。働かない時は働かない。趣味や家庭。こういうのはスペインで見てきたことも関係してるんだろうなぁ。
11/13 00:12 | 医療/仕事
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