« 他人への感謝 | メイン | 「百人一首」より「八十六 西行法師」 »
2005年11月 2日
胃カメラ
患者の気持ちを知りたかった、というと聞こえがいいですが、本当は(ブログの)ネタに飢えていただけなのかも知れません。今日、胃カメラをやってもらいました。職場とはいえ、ちゃんと受付を通して正式に予約したし、費用も(病院が負担してくれるから1割でよくて1300円だけど)負担。勤務時間内だったことには目をつぶって下さい。
まずは前処置。のどにキシロカイン・ゼリー(にがい)を5分間、飲み込まずにじわじわ麻酔します。肩におなかの動きを抑えるブスコパンを筋肉注射。苦い、痛いといってもたいしたことはなかったな。
さあ、いよいよ。やってくれたのはTるさん。すでに消化器内科に入局して、実際に患者さんに胃カメラをやってるのをわきで見て知っているので、安心してお願いできる。相変わらず口では「ゴリラゴリラ」ひどいけど、患者さん同様やさしく丁寧にやって下さいました。
飲み込む時。「おえーっ」となって飲み込めない、なんてことにはならなかったけど、「(カメラを)ごくんと飲み込んでー」と言われてじゃあがんばって飲み込もうと思っても、長いから飲み込んでも飲み込んだ感じがしなくて、果たして今僕のやっている動作で正しいのだろうか、これで飲み込めているのだろうかと不安しているうちに「ちゃんと飲み込めたよー」と。ふぅ、一安心。
「鼻で息をして、よだれは飲み込まずにダラダラ流して下さいね」とのこと。でももともと(鼻が低くて鼻の中が狭い上、)鼻炎で鼻の通りがよくない僕にとっては鼻呼吸だけってのは難しい。胃カメラをくわえていても、隙間から息を吸うことは十分可能なので口からも吸っちゃってたんだけど、「うぐっ」ってなっちゃうんだわ。(胃の中の観察がしにくくなるので「我慢して」と言われた)げっぷこそあまり出なかったものの、何度も何度も嚥下反射が起こってしまった。(別に験者には迷惑かけてないと思うけど、)これがまたのどが痛いんだ!嚥下反射で一瞬のどが絞まる時ときに、胃カメラに当たるんだだろうね。涙出まくり。よだれ垂らしまくり。最初から最後までずっとだよ?何度「もうやめて」と言おうと思ったことか。でもまわりの看護師さんや上の先生たちも「がんばって」「もう少しですよー」って応援してくれるし、せっかくだから最後までしっかり見てもらわなきゃなぁと思い直して呼吸を調える。
「胃に入りましたよー」とか「最初に奥の十二指腸まで進めるからね」と今の状況を説明してもらって、声をかけられることでどれだけ安心感が増すかがよくわかった。ぶっちゃけ胃だろうが十二指腸だろうが、そんな(専門的な)ことはどうでもいい。早く終わって欲しいだけ。医を生業とする者(一応ね)でさえこうなんだから、いわんや素人をや。でも声をかけてくれること自体はほんとありがたいことでして、「もうひとがんばりだ。我慢するぞ」ってモチベーションが上がる。冷静に自分をコントロールする力になるんですね。
でもやっぱり(思ってた以上に)辛かった。もう二度とやりたくないってのが正直なところ。
11/02 01:29 | 医療/仕事
ツイート


