2005年12月 2日
チャネル
乳児・幼児期に母親から受ける愛情に問題があると、大人になってから人格障害になっちゃうよ、って話があるんだけど、その過程で面白い話を聞けた。
じゃあ母親に愛されないと即ダメになっちゃうかっていうと決してそうではなくて、愛情の受け口である「チャネル」はたくさんあって、母親に開いたチャネルから愛情が入ってこないときには、別の人に対して「チャネル」を開くんだって。それはおばあちゃんに対してであったり、近所のおばさんに対してであったりするんだけど、「たくましい」子はそうやって愛情を必要なだけ得ることができるんだって。
ところで僕がよく言われるのは、「ひとりでも楽しそう」「一生結婚しなそうだね」「Dすけさんが結婚するなんて想像できないですね」ってこと。確かにそう言いたくなる気持ちはわかるよ。でもなんかすんなり「そうだね!」とは言えない気分なわけよ。むしろそういう相手を見つけれない自分に欠陥があるんじゃないかって不安になったりね。
小児科志望を考えたとき、もしかして僕が小児科志望なのは、子供やお母さんに笑顔(≒愛情)振りまいて、向こうからも感謝(≒愛情)を返されてそれをエネルギーに生きていくことを期待しているからじゃなかろうか、と洞察して、前の段落で言ったようなことと考え合わせて、なんか違うよなー、恋人との間でやりとりする大きな愛情を、小さく分けて患者との間でやりとりするのは間違ってるよなーって困ってたのね。
でも結局戦争で両親が死んじゃった子供もちゃんと育つわけよ。僕だってほんとにひとりでも楽しいのかも知れないし、小さなたくさんの愛情で生きていけるのかも知れない。仮にそうでなかった(大きな1つの愛情が必要だった)としても、じゃあこの問題について悩むことで何かが変わるのかというとそういうことではないでしょう。立ち止まって悩んでてもしゃーない。がんがんいこう。自分の好きなようにいきゃいいや。やっぱ結論はこうなるみたい。
12/02 22:58 | 今日のDすけ
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