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2005年2月 1日

輸血拒否

エホバの証人が輸血を拒否するというのは有名な話ですね。ちなみにものみの塔は、HIVや肝炎ウイルスに感染する危険性があるから、というような医学的な理由ではなくて、聖書に書いてあるから、という宗教的な理由で輸血を禁止しています。根拠は使徒行伝(Acts)15章19節以下の、

19)Wherefore my sentence is, that we trouble not them, which from among the Gentiles are turned to God: 20)But that we write unto them, that they abstain from pollutions of idols, and from fornication, and from things strangled, and from blood.

19)ですから、わたしの決定は、諸国民から神に転じて来る人々を煩わさず、20)ただ、偶像によって汚された物と淫行と絞め殺されたものと血を避けるよう彼らに書き送ることです。

あたりだそうです。聖書の細かい解釈は僕の範囲を超えていますからやりませんし、患者がエホバの証人で輸血を拒否した場合には、やはり患者の権利・意志・選択が尊重されるべきだと思うので、特に何かを言うつもりはありません。

ただ、ものみの塔は全血輸血、血漿輸血、白血球輸血、赤血球輸血、血小板輸血、自己輸血を禁止している一方で、血液から精製されるアルブミン製剤、免疫グロブリン製剤、血液凝固因子製剤の使用は認めているそうで、なんだか変な感じです。独自の聖書解釈にこだわるならとことんまでこだわればいいのに。これでは教団が信者を支配する(ことで得られる何らかの利益を確保する)ためにとってつけただけに思えてきますし、それに振り回されている純粋な信者さんたちがかわいそうです。

02/01 17:03 | 医療/仕事

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