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2012年6月 9日
映画『チャイナ・シンドローム』

震災直後、福島が大変だった時に見たくてたまらなくて探したけど、TUTAYAにもGEOにもiTunesStoreにもなくて諦めていた1979年のアメリカ映画。このたびTUTAYAの"懐かしの名作を入荷しましたコーナー"で偶然発見したので即借りてきました。
チャイナ・シンドロームというのは、原発事故でメルトダウンが起きたら、溶け落ちた炉心が地面を溶かしながら地球の反対側の中国まで貫通するかも、って話なんだけど、この映画が公開された12日後に有名なスリーマイル島事故が起こって大人気になったという、いわく付きの作品。
震災後、「福島で何十万人が死ぬ」とそそのかした某学者や某ジャーナリスト(といえるのか?彼らは)、「このままでは日本国滅亡だ」と騒いだ某首相らの影響もあって、世の中は不安と混乱に満ちていたけど、そんな中でも僕は安全(=トラブルが起こっても二重三重の安全システムのおかげで実害は出ない)と信じていたから、世間の混乱を尻目にこの映画を楽しんでやろうと考えていたのでした。
ところが実際に見てみると、全然そんな甘いものではなかった。きわめてハラハラドキドキで、この後どうなるの?大丈夫なの?ダメになっちゃうの?って次の展開が知りたくて何度早送りしそうになって思いとどまったことでしょう。強くおすすめします。なかなか置いてないと思うけど、見かけたらぜひ!もちろんドラマだから善・悪を強調して面白く脚色してる部分もあるけどね。原発事故を科学的に理解する上でも役立ちます。
最後に原発に対する個人的な意見。原発は、人間が正しく運用する限りは、科学的には極めて安全ですばらしい技術だと信じています。
もちろん故障やトラブル(人為的なミスも含めて)は起こりうるけど、その全てを想定して二重三重の安全システムを構築してあって、100%に限りなく近く安全なんだと思う。技術者の皆さんはそこに全てを注いでいらっしゃる。この映画でもそうだったし、震災後の東電の技術者の方々もそうだったんだと思う。映画では技術者の原発への愛、社会に対する責任感、命を賭けた英雄的な行動に涙が止まらなかった。
ところが点検で手を抜いたり、必要経費をケチったり、政治的・経営的な圧力がくわわったり、といった人間の悪意にさらされると、途端に核爆弾並に危険な怪物に化ける可能性を内に秘めている。この点に関しては、この映画を見るまでの僕は甘かったようで、反省しています。
今後も関係者の方々の誠意ある運用によって、原発が安全に、人々の生活を豊かにすることを願ってやみません。
06/09 01:35 | 映画
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