2005年8月30日
患者に対する説明
もう遅いから寝たいんだけど書いとこ。
最近は腰椎穿刺がうまく行ったり、少し引き気味だった循環器内科のカテーテル、術者に加えてもらって大腿動脈、静脈の穿刺、スワンガンツカテーテルの操作なんかやらせてもらってるうちに、なんか楽しくなってきてたんだけど、今日担当の患者さんと話し込んでしまってそしたら凹んできてしまった。
その方(以前別の科で担当しており、ラポールはすでに形成されていた)に新しく処方された薬の副作用について聞かれたので、薬の本で正確なところを調べて、作用機序、副作用、副作用はまれなこと、リスクがあっても効果と秤にかけたら飲んだ方がいいこと、そういったことを(その薬を処方した主治医の正当性に配慮しながら)わかりやすく説明したところ、納得され、よろこばれた。
別に僕がえらいわけじゃない。ただ暇があっただけ。(研修医以上の)医師はやりたくても、そこまでやってる暇がない。
ステロイドとか特にそうだけど、テレビやインターネットでは副作用、悪いところばっか取り上げられる。医師はちゃんとリスクとメリットを考えて適切に使ってるのに、使うこと自体が悪いかのように。当然素人はステロイドは悪いもんだと思っちゃう。ちゃんと話せばわかってもらえるってのに、そこまでは説明してる暇がない。それにたいていの場合患者は医師よりも低学歴なんです。医師が自分のペースで説明しても、たいていの場合患者は理解できていない。かといって患者は質問したくても余計なこと言って嫌われたくない(自分の体・命を預けるんだから!)からお利口さんにせざるを得ない。(そうして別に病院に聞きに行ってそっちでも厄介がられてしまう!)
提案1:病院が説明担当の新職種を設ける。
医師が問診、診察、検査、診断、治療でいっぱいいっぱいというのなら、患者が満足するまでじっくり説明する人を別に用意すればいい。外野だとマスコミと一緒で批判的になってもめるもとだから、内部で医師の診療行為に肯定的な立場で。その代わり、十分な医学知識を持っている必要があるし、その人が困らないためにも全ての医師は正当な医療行為を行わなければならない。
提案2:医師の数をもっと増やす。
Tぼいは医師が2倍いたらちゃんと説明できるかもね、と皮肉交じりに言ってたけど、僕は本気で3倍は必要だと思っている。人件費?医療保険の値上げ、公的補助、いろいろあるけど、まずは医師の給与を下げればいい!
時代は医大の定員削減だけど、もっと簡単になれるようにして門戸を広げる。質が落ちるというなら数でまかなえばいい。1人に任せるのが危険ならば分業、相談、協力、監視、危機管理体制を強化すればいい。忙しくて高給を使う暇がない?そんなら給料減らしてでも金を使うチャンスを作ればいい。医師のQOLの向上にもつながる。患者も満足、医師も満足。
08/30 02:01 | 医療/仕事
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