08/15 靖国神社
今日は59回目の終戦記念日だということです。
「靖国神社に参拝したい」人の代表のような小泉首相は、
まわりの反応などを考えてかすでに1月1日に参拝しておいたので今日はなし。
今のところ他の3人の閣僚が参拝しているようです。
いつも中国や韓国にクレームつけられ、ニュースで騒がれる靖国参拝ですが、
どういうことなのかというといまいちよくわからない。
そこで本日59回目の終戦を記念してちょっくら調べてみました。
そもそも靖国神社が建てられたのは明治のことで、
目的は「天皇・国家のために戦場で死んでいった兵士を軍神として祀る」こと。
対象となるのは戦場で死んだ兵士(あるいは官吏)であって、
それも基本的には銃弾に倒れた場合に限ります。
戦場で病死した場合には「特別に」祀ってもらえますが、
同じ日に死んでも祀られる日が遅らされるなどの差別があります。
もちろん(驚くべきことですが)民間人は祀ってもらえません。
戦場で巻き込まれて撃たれようが、空襲で焼かれようが、
それは「天皇・国家のために」ではない犬死だからダメ。
それなのに小泉首相は、
「戦争を二度と起こしてはいけないという気持ちで戦没者に敬意と感謝の誠をささげたい」
と言って靖国神社に参拝しています。
しかしこれは大きな認識ミスであって、むしろ本質は中曽根元首相の、
「国に殉じた人を国民が感謝するのは当然のこと、さもなくば誰が国に命を捧げるか」
という発言によく表われています。
靖国神社の本質は、決して「戦争犠牲者を慰霊して平和を願う」ことではなく、
「戦死した軍人を国家の英雄として祀ることで兵士の志気を高め、
国家による戦争を推進すること」にあるのです。
ところで、これまでに何回か靖国神社公式参拝問題で裁判が起こされています。
あまり取り上げられてはいないようですが、
政教分離の立場から何度か「違憲だ」という判決が出ています。
首相のような影響力のある公人が靖国神社に公式参拝してしまうと、
特定の宗教を支援しているように取られかねない、といったところです。
愛知県知事が靖国神社を参拝した際の玉ぐし料を公費で負担したことが
違憲と判断されたこともあります。
「公式参拝ではなくて私的参拝だ」といった言い訳もときどき出てきますが、
これはどうなのでしょうか?
「アーティストはドラッグを使ってもまぁいいだろう」
が持論のDすけとしては、私的参拝ならいいような気もしますが、
じゃあ官用車で行くなよとか、見つからないようにこっそり行けよとか思います。
そうして許されるのなら小泉首相に1つ質問がしたいのです。
「何で行くんですか? マスコミには言わないから本音を教えて下さいな」
予想されるのは3通り。
本当に平和を願って戦争犠牲者の慰霊のために参拝しているのだろうか?
それなら靖国神社の本質を認識していないわけだからもっと勉強しなさいと。
もしかして軍国主義の復活を願っているのだろうか?
それなら筋が通っていてよろしい。(それがいいかどうかは今日のテーマではない)
そしてもう1つが靖国参拝推進派の人たちへのアピール。票集め。
自分の票集めのために世界中の耳目を集めるような問題起こすなよ、って感じだけど、
政治家の先生の考えることだからあながちないとは言い切れない気もします。
軍人であろうとなかろうと、日本人であろうとなかろうと、
全ての戦争犠牲者の皆様に、哀悼の意を捧げます。合掌。