03/02 すがすがしい気分だ
今日20位のHびのに試合してもらった。
6−1、6−2で勝った。
久しぶりのランキングインだ。
スコア的には楽勝に見えるかもだけど、
何の何の。
ものすごくしんどかった。
特にメンタル。
平常心を保って、集中力を維持することの何と難しいことか。
ずっとスポーツはポテンシャルの問題だと思ってた。
テニスも然りで強いか弱いかは運動神経の問題。
もちろん習熟度も大きく影響するけど、
ある程度慣れてくればあとは身体能力の問題に帰着すると。
だからなかなか結果を出せない理由を次のように考えた。
オレはまだ自分のポテンシャルを出し切れていない。
もしかしたらポテンシャルが低いという可能性もあるけど、
それでも今よりは向上するはずだ。
だからひとまず限界が見えるまではテニスをがんばろう。
このとき、サーブやスマッシュが得意なことが支えだった。
レギュラーでも取れないサーブを打てることは、
それなりのポテンシャルの高さを示しているのではないだろうか?
と希望を持った。
このようなわけだから自ずとプレイスタイルは決まってくる。
攻撃的なテニス以外あり得ない。
テニスの強さはポテンシャルの高さで決まるが故に、
自分のポテンシャルの高さを証明、あるいは期待できなくなったら
テニスを続けていくことができなくなってしまう。
攻め方のパターンを研究して練習することはなかった。
テニスはパターンではなくてポテンシャルだからだ。
打つなり前に飛び出して、
ボレーが決まればそれはポテンシャルの高さだし、
パスで抜かれれば相手の方が高いか自分が低いか。
そうしてよく言われたのは「我慢が足りない」
もっとチャンスになるまでうかつに前に出るなと。
厳しいボールを追いかけることはしなかった。
厳しいボールが来たのは相手のポテンシャルが高かったから。
あきらめるしかない。
なのにオレが厳しい球打ってもTもくんは必死に走って追いついて返してきた。
混乱した。
シコることはしなかった。
それが運動神経の証明だとは思えなかったからだ。
代わりにバコった。
アウトしてネットして自滅した。
相手は相当楽だったはずだ。
そして勝てない。
周りの連中にも弱い弱いとバカにされる。
それを見返すためにも、
ポテンシャルの高さを見せつけなければいけない。
今まで以上にバコってみる。
けどやっぱり勝てない。
Tもくんに1個1個でやらけた。
一方でTぼいはY村さんに勝って、その後もどんどん上がっていった。
すごい差を感じるし、ジェラシーも感じる。
Tくぽんも15位くらいだし、
Fじ子もランキングを上げた。
Tもくんまで上段に行った。
気づいてみればもう4年も終わり。
残り時間も少なくなってきた。
このまま終わってしまうのだろうか?
だんだん焦ってくる。
そして不思議と素直になってくる。
Tくぽんを見習ってテニスノートを作ってみる。
Tぼいの忠告に従ってシコって(つないで)みる。
さらにポテンシャル理論も否定する。
ワンに勝った。
Fじ子に勝った。
Tもくんに勝てそうだった。
そしてここに来てさらに素直になってみる。
周りも見返す必要はない。
バコってポテンシャルの高さを示す必要もない。
背伸びしてノーランカーから一気に上段に行く必要もない。
冷静に自分の実力を見つめ直して、
ランキング20位のHびのに挑戦してみる。
うれしいことにHびのは快諾してくれて、
まだセレの未消化も終わってないけどランキング戦が実現。
「Hびのには勝てるだろう」という励ましの声ももらったが、
勝負はその時が来なければわからないと肝に銘じて臨んだ。
すごく素直だと思った。
いままでならこう考えていただろう。
自分と相手のポテンシャルを分析した結果、
この試合はオレが勝つ、あるいは相手が勝つ。
結果を試合前から決めていた。
試合は過程を楽しむんじゃなくて、
予測通りに結果を出さなければならないもの。
だから勝っても当たり前だからうれしくないし、
予想に反して相手にがんばられると混乱して自滅する。
しかし今回は違った!
Hびのは素晴らしいフォアを持っている。
だからフォアで打ち合うことはせずに、
ひたすらバックバックでつなごう。
また、ショットは強いが、その分ミスも早いはずなので、
オレはそこまで強いのを打たなくてもいいから
がんばってつないでミスを引き出そう。
これは驚くべきことだ。
今までならあえてフォアに打って、
打ち勝ってポテンシャルを証明しに行ってただろうし、
カッコ悪いことだからとバック狙い作戦は不採用だっただろうし、
仮にバックを攻めたとしても、ポイント取れたら、
それを自分のポテンシャルの高さのせいだと勘違いして、
それならフォア側に打ってもカッコよく決めれるはずだ、
とフォアに打って強引に前に出てパスであっさり抜かれていただろう。
しかし今回は違った。
1st取ってもポテンシャルで取った!と油断してうかつにバコり出すこともなく、
2ndも落ち着いてそこそこ我慢強くプレイできた。
ゲーム間も落ち着いていて、集中力を維持することができたし、
ポイント取ってもうかれることなく、
取られても絶望したり焦ったり自暴自棄になったりしなかった。
そして堂々のランクイン。
ランカーになったことだって決して当然の結果なのではなくて、
とてもうれしいことだ!
テニス初めて4年、
ここに来てようやく試合をがんばれるようになってきた気がする。
負けた試合でも、試合後に満足感があるし充実している。
背伸び、見栄、見返すことから解放されて、軽やかなすがすがしい気分だ。
今までになく感覚が研ぎ澄まされてきた気もする。
ただ惜しいかなテニスするのはあと1年くらいだろう。
ささ。
最後の1年がんばろーっと。